起工式で原発の安全などについて言及する李大統領=4日、蔚珍(聯合ニュース)
起工式で原発の安全などについて言及する李大統領=4日、蔚珍(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は4日、慶尚北道の蔚珍原子力発電所で行われた新蔚珍1、2号機の起工式に出席し、原発の透明性を高め安全を守ると表明した。
 李大統領は原発の安全に関する事項について、「透明性を高め、公開していく。地域住民の参与や国民との意思疎通を通じ安全を守っていく」と述べた。
 また、原発に関する不祥事にも言及。古里原発1号機(釜山市)の外部電源喪失事故の隠ぺいと原発部品納入めぐる贈収賄事件について、「国民の原発に対する信頼を低下させる」とし、調査の徹底やシステムの改善を行う考えを示した。
 この日、起工式を行った新蔚珍1、2号機は140万キロワット級の新型加圧軽水炉で総工費は約7兆ウォン(約4955億円)。1号機は2017年4月末、2号機は2018年2月末に完工する。

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