【ワシントン聯合ニュース】クラッパー米国家情報長官は31日、上院情報委員会の公聴会で北朝鮮の新指導者、金正恩(キム・ジョンウン)氏について、「兵器輸出政策を見直すとは期待していない」と述べた。
 クラッパー長官は同委員会に提出した報告書でも北朝鮮の核兵器とミサイルは東アジアの安全保障に深刻な脅威になっていると指摘した。
 クラッパー長官は北朝鮮の核兵器に対しては、「政権が軍事的な敗北や統制力を失うなどの状況に置かれない限り、米軍や米領土へ核兵器を使わないだろう」との見方を示した。
 また、新指導部は政権の不安定化を防ぎ、自身の利益を守るため、少なくとも短期的には結束を固めるとの見解を示した。
 一方、上院情報委員会のファインスタイン委員長は「北朝鮮では28歳の独裁者が核兵器と弾道ミサイルの貯蔵庫を指揮している。憂慮すべきことだ」と話した。その上で、「情報機関から北朝鮮の脅威に関する報告を受けた。非常に深刻な内容だった」と説明。北朝鮮は情報機関が引き続き注意を払うべき地域だと強調した。

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