【ソウル聯合ニュース】現代自動車が今年の世界販売目標を前年比5.7%増の429万台に定めた。李元煕(イ・ウォンヒ)副社長が26日、ソウルの本社で開いた投資家らへの説明会で明らかにした。
 李副社長は世界各地の販売目標について、米国は同4.5%増の67万5000台、欧州は15.4%増の46万5000台、中国は6.8%増の79万台だと述べた。
 国内販売目標は0.3%増の68万4000台、輸出は4.9%増の126万1000万台、海外生産地での現地販売は7.8%増の234万5000台に設定した。
 控え目に思える目標設定について、李副社長は「今年の世界需要が前年比3.6%増の7620万台だということや、韓国が選挙イヤーに当たること、欧州財政危機問題による世界景気の鈍化を考慮した」と説明した。
 米国市場では、日本メーカーの巻き返しを想定し、「グレンジャーHG」「サンタフェ」「エラントラツーリング(韓国名:i30)」「エラントラ2ドア」の新車4車種を投入する計画だ。
 欧州市場の需要は前年比4.5%減の1445万台を予想しているが、直営ディーラーを増やすなどしてシェア拡大を狙う。直売率を昨年の43%から67%に拡大し、「i30」や「i40」を戦略車種としてマーケティングを行う計画だ。
 昨年より9.6%増の1300万台の需要を見込む中国市場では、「サンタフェ」「エラントラ」を販売する計画だ。中型以上およびスポーツ多目的車(SUV)の販売拡大を目指す。
 輸入車に押され気味の国内販売では、顧客奪還を掲げる。韓国の輸入車のシェアを昨年の6.8%から7.9%に上昇すると予想したが、保証期間が終わった後の修理費や保険料、中古車としての価値などを強調したマーケティングを展開する予定だ。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0