【ソウル聯合ニュース】韓国の輸入車市場で二極化現象が深まっている。2000万ウォン(約135万円)台のリーズナブルな小型車と1億ウォン前後の高級車の売れ行きは好調を示しているが、中間価格帯の中型車の販売は足踏み状態にある。
 韓国輸入自動車協会(KAIDA)が14日に公表した資料によると、1~11月までに販売された3000万ウォン未満の輸入車が同市場全体で占める割合は2.9%で、前年より2.5倍以上増加した。また、7000万~1億ウォンの車は前年比0.1ポイント増の10.5%、1億~1億5000ウォンは0.9ポイント増の6.4%を占めた。
 これに対し、3000~4000万ウォンの車は4.2ポイント減の20.2%、4000万~5000万ウォンは3.9ポイント減の19.8%となった。
 業界はこうした輸入車の二極化現象について、輸入車に対する大衆化の影響と分析した。所得水準が高まったことに加え、若い世代を中心に輸入車に対する否定的な認識がなくなり、3000万ウォン未満の手ごろな輸入車を購入するケースが増えたとみている。
 また、輸入車の大衆化を受け、購買力のある顧客は差別化を図るため、高級車を購入する傾向があるという。

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