関係当局によると、海軍艦艇は同日午前3時20分ごろ、21人が乗った木造船をレーダーで発見した。NLLから南側に37.8キロメートル離れた海域だった。
海軍艦艇は周辺で中国漁船の不法操業を監視していた仁川海洋警察署の警備艦に船の検問を依頼。海洋警察は船に北朝鮮住民21人が乗っていることを確認した。
船が見つかった海域の周辺では多数の中国漁船が操業していた。木造船は北朝鮮当局の監視を避けるため、中国漁船に紛れて南下したとみられる。
21人は亡命の意思を示しており、国家情報院など関係機関は脱北の経緯などを調べている。今年に入り、北朝鮮住民が黄海のNLLを超えて亡命したのは4例目となる。
Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0