東海線南北出入事務所に到着後、記者の質問に答える張社長(中央)=4日、高城(聯合ニュース)
東海線南北出入事務所に到着後、記者の質問に答える張社長(中央)=4日、高城(聯合ニュース)
【ソウル・高城聯合ニュース】北朝鮮が金剛山観光事業の独占権を持つ韓国の現代峨山に対し、別の事業者の選定に関する立場を表明したもようだ。
 故鄭夢憲(チョン・モンホン)前現代グループ会長の命日に合わせ4日午前に北朝鮮・金剛山を訪問した現代峨山の張慶作(チャン・ギョンジャク)社長は、同日午後、訪朝日程を終えて東海線南北出入事務所に到着後、「北朝鮮は、北朝鮮側を通じた観光客誘致について理解を求めようとした」と明らかにした。
 これについて同社関係者は、北朝鮮が米国の韓国系企業と金剛山観光に関する了解覚書(MOU)を締結したことなど、最近報じられた新たな事業者選定を意味するとみられると説明した。
 張社長は「金剛山国際観光特区指導局のリ・チュンボク副局長らと会って懸案を包括的に話し合った。金剛山観光について深い議論を行ったというよりは包括的な意味で、十分な協議を通じて問題を解決していこうという話をした」と述べた。また、金剛山観光再開の前提としていくつかの懸案を解決すべきだと北朝鮮側に伝えたという。

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