【ソウル9日聯合ニュース】韓国の保健福祉部は9日に公表した報告書で、高齢化と生活水準の向上により医療需要が急拡大している現状が続けば、2020年の国民医療費は現在の3倍以上の256兆ウォン(約19兆440億円)になるとの見通しを示した。国内総生産(GDP)に占める割合は11.2%に達すると予測した。
 同部は国民医療費が2009年73兆7000億ウォン(確定値)から2010年は81兆ウォン、2012年は102兆ウォンに増え、2018年は203兆ウォンと200兆ウォンを上回り、2020年は256兆ウォンに達すると予想している。
 国民医療費のGDPに対する割合は2009年6.9%だったが、2015年は8.8%に上昇し、現在の経済協力機構(OECD)平均に達するという。2018年は10.2%、2020年は11.2%となり、国民医療費の割合が高いフランスと同水準になると見込まれた。

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