【ソウル17日聯合ニュース】日本の人気アイドルグループ・NEWSのメンバー、山下智久が16日、初のソロ来韓公演「TOMOHISA YAMASHITA ASIA TOUR2011 Super Good Super Bad」を行った。
 ステージに登場した山下が、東日本大震災に見舞われた日本への韓国の支援に日本を代表して感謝しますとあいさつをすると、会場のソウル・KBS88体育館は、山下の愛称「山P」を叫ぶ歓声に包まれた。アジア各地で公演してきた山下だが、韓国が最もパワフルだといい、「このパワーを地震で苦しむ日本に伝えたい」と、重ねて韓国への感謝の気持ちを示した。
 山下は、自分は酒を飲むのが好きだが、きょうは酒を飲んだような気分で楽しく遊ぼう、皆が僕を酔わせてほしい、と呼びかけた。ジャニーズ事務所の後輩グループ・ABC-Zをダンサーとして従え、人気曲を次々と披露。会場はさながら大型クラブのような盛り上がりを見せた。ジャニーズらしさがちりばめられた演出で、いくつもの多彩な衣装に着替え、簡易移動ステージで会場内を縦横無尽に動き、観客の歓声に応えた。
 公演中は、「ありがとう」「愛しています」と韓国語で何度も語り掛けるなど、終始、韓国への親近感を示した。1週間に3回は韓国料理を食べるといい、前日に韓国入りしてからも、サムギョプサル(豚の三枚肉の焼き肉)とマッコリ(濁り酒)を食べ、エネルギーを充電したと話した。韓国ファンから寄せられたメッセージはすべて読んでいるとも語った。
 また、山下が英語で話をしようとすると、客席から「日本語で(話して)」と、日本語で声が上がる一幕も。驚いた山下は、これから頑張って韓国語を勉強すると約束した。
 2時間余りに及ぶ公演にもファンの熱気は冷めることを知らず、山下は2度のアンコールに応え、2階席にも移動し、多くの観客と握手を交わした。
 この日は4000人余りのファンが熱狂した。公演は17日にも行われる。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0