自由北韓運動連合が北朝鮮に向け散布したビラ=3月31日、金浦(聯合ニュース)
自由北韓運動連合が北朝鮮に向け散布したビラ=3月31日、金浦(聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】北朝鮮の故金日成(キム・イルソン)主席の誕生日に当たる15日の午前、複数の北朝鮮脱出住民(脱北者)団体が軍事境界線付近の臨津閣で同国を批判するビラ約20万枚を散布する計画だ。脱北者団体の自由北韓運動連合が14日に明らかにした。
 ビラ散布が実施されれば、北朝鮮が2月27日に対北朝鮮心理戦を行う地点を照準射撃すると警告して以来、臨津閣では初めて行われることになる。
 自由北韓運動連合は「(北朝鮮住民に)真実を知らせるのは脱北者の最低限の義務」と主張し、南から北へ風が吹く15日午前6時にビラ散布を強行する姿勢を示している。
 これに対し、臨津閣周辺の住民と保守系団体は15日午後、ビラ散布の代わりに北朝鮮による拉致被害者と同国の魚雷攻撃で沈没した韓国海軍哨戒艦「天安」の犠牲者らを弔う慰霊祭を行う予定で、両団体の衝突が起きる恐れがある。

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