釜山の新古里原発で行われた統合訓練=13日、釜山(聯合ニュース)
釜山の新古里原発で行われた統合訓練=13日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】韓国水力原子力は14日、同国・釜山にある古里原子力発電所1号機で12日に運転が停止する事故が発生したことについて、「電源遮断機が内部連結端子の過熱で損傷されたが、深刻なものではない」とする説明資料を配布した。
 資料によると、故障した遮断機は2007年8月に行われた原発の整備の際に入れ替えた部品で、原発の老朽化による故障ではないという。韓国水力原子力では遮断機外部の問題ではなく、遮断機自体に問題があるとみている。
 韓国水力原子力は故障した遮断機を入れ替え、テスト運転などを実施し、早ければ15日午後に運転を再開する計画を明らかにした。
 また、古里原発1号機で観測された蒸気については、「(原発が)自動的に停止すると、原子炉を安全に冷却するため、蒸気を放出するように設計されている」と説明。放射性物質を含んでいないと強調した。
 韓国水力原子力によると、韓国のすべての原発には4重の電源供給装置が設置されているが、車両などで移動できる緊急の移動式電源供給装置を配備することを検討している。

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