論評は「交渉と返還に積極的に協力したフランス側、特に外務省と国立図書館に深い謝意を表する」としている。また、韓国側関係機関の文化体育観光部、文化財庁、国立中央博物館、外奎章閣図書諮問フォーラム・研究会の役割と寄与にも謝意を示した。残る図書の返還も予定通り順調に完了し、この返還を機に韓仏両国間の未来志向的協力関係がさらに発展することを期待すると述べた。
外奎章閣は、朝鮮時代に王室関連の文書・図書を保管していた図書館。フランス艦隊が江華島を侵略した丙寅洋擾(1866年)の際、蔵書297冊がフランスに持ち去られ、1冊は1993年に返還されている。昨年11月に李明博(イ・ミョンバク)大統領とサルコジ大統領が、5年単位の貸与更新の形で事実上、韓国に返還することで合意。今月14日から5月27日まで4回に分け、すべてが韓国に返還される。
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