駐韓英国大使が訪朝した際に撮影した平壌市内のようす=3月27日、ソウル(聯合ニュース)
駐韓英国大使が訪朝した際に撮影した平壌市内のようす=3月27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、韓国系米国人1人が北朝鮮に拘束されていることを明らかにした。
 朝鮮中央通信は「米国人のジョン・ヨンスが朝鮮(北朝鮮)に入って反共和国犯罪行為を働いた。昨年11月に逮捕され、該機関の調査を受けた」と報じた。ジョン氏は犯罪行為を認めており、これを米国側に伝えたとした。
 また、「該当機関がジョン氏を裁判にかける準備をしている」としたが、ジョン氏の具体的な容疑や調査機関、米国に通知した経緯などは明らかにしなかった。
 同通信は「北朝鮮内で米国の利権を代表している在朝スウェーデン大使館と連携し、領事の接触などをはじめとする人道主義的な便宜を保障している」と主張した。
 米国の市民権を取得した60代の韓国系と伝えられているジョン氏はカリフォルニア州に拠点を置き、米国と北朝鮮で事業をしながら、キリスト教の宣教活動を行ってきたという。
 米国務省のトナー副報道官代行は12日の定例会見で、米国人1人が北朝鮮で拘束されていることを明らかにし、人道的見地から釈放するよう北朝鮮に呼びかけている。

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