蔡さんは子どもたちの手紙を携え、4日に済州を出発した。道中で募金40万ウォン余りを集め、これも手紙とともに武藤大使に託した。地震で大きな被害を受けた日本人に民間レベルで少しでも慰労の気持ちを伝えるとともに、苦しい自転車巡礼をすることで苦痛を分かち合おうと、自転車でのソウル行きを計画したという。済州からソウルまで飛行機を使えばすぐに移動できるが、楽な方法をとっては意味がないと考えた。
当初は子どもたちの手紙1000通ほどを集め日本に伝達する計画だったが、済州の教育当局の協力で、予想をはるかに超える手紙が寄せられた。
聯合ニュースの取材に対し、蔡さんは「未来の主人公である子どもたちが手紙で日本国民に慰労を伝えれば、募金の価値を超えるものになると思う」と語った。韓日関係は健康なものであるべきというのが個人的見解だといい、「済州の子どもたちが書いた手紙が、日本人が『韓国人は信頼できる友だち』だと認識する契機になれば」と伝えた。
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