キャンベル米国務次官補らとの会談後、協議内容を説明する魏聖本部長=13日、ワシントン(聯合ニュース)
キャンベル米国務次官補らとの会談後、協議内容を説明する魏聖本部長=13日、ワシントン(聯合ニュース)
【ワシントン12日聯合ニュース】米ワシントンを訪れている6カ国協議韓国首席代表の魏聖洛(ウィ・ソンラク)朝鮮半島平和交渉本部長は12日、南北首席代表の会談など中国側が提案している6カ国協議の段階的再開プランと関連し、「非核化をめぐる南北協議は韓国がここ1~2年間、提起し続けた問題。北朝鮮の反応を見守っている」と明らかにした。
 南北首席代表会談の議題については、会談が実現してから決める問題とし、具体的な内容には触れなかった。また、北朝鮮の魚雷攻撃による海軍哨戒艦「天安」沈没事件、韓国・延坪島への砲撃事件と関連した謝罪は、「6カ国協議の前提条件というよりは、協議に影響を与える要素。謝罪が協議再開に直接的につながらない」と話した。
 北朝鮮への食糧支援問題と関連しては、韓米両国が認識を共有していると説明。約43万トンの食糧援助が必要だとした国連世界食糧計画(WFP)の実態調査結果に対し、検討を続けるというのが両国の基本的な判断だと説明した。
 一方、魏本部長はこの日、キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)らと核問題を含む北朝鮮問題を協議した。13日には米国務省のボズワース北朝鮮担当特別代表、アインホーン調整官(北朝鮮とイランへの制裁担当)らと会談し、14日に帰国する。

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