会議は午前11時15分から午後7時すぎまで行われた。韓国からはユ・インチャン慶北大学地質学科教授をはじめ4人が、北朝鮮からはユン・ヨングン地震局副局長兼火山研究所副所長ら3人が出席した。
双方は白頭山の研究に向け、専門家による学術討論会を5月初めに平壌または別の場所で開催し、6月中旬に現地踏査を実施することで合意し、合意文を交換した。
統一部が明らかにしたところによると、南北は、白頭山の火山活動に関する共同研究事業推進の必要性について認識を共有し、協力することで合意した。学術討論会と現地踏査の具体的な日程や実務的な手続きについては今後の協議で決める。
韓国側首席代表のユン教授は会議終了後、京畿道・ムン山の南北出入事務所で会見し、「会議で、韓国側は白頭山の火山活動の実態把握に重点を置いた。北朝鮮側は火山活動の兆候と関連し、例年より白頭山の地震現象が頻繁に起きたとし、具体的な内容については学術討論会で論議できると述べた」と伝えた。
白頭山の火山活動については、地震専門家らが、白頭山付近の地域で火山ガスの二酸化硫黄が噴出されていると主張。噴火の可能性を指摘している。一部では2014~2015年に噴火するとの主張も出ている。
一方、民間専門家会議の開催が南北当局間会談の開催につながるかどうかが注目されている。韓国政府当局者は先ごろ、「専門家による協議の後、当局間の協議が必要な場合や承認、支援が必要な場合は当局間接触が行われる可能性がある」との見方を示した。
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