【ソウル3日聯合ニュース】家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の拡散が続くなか、忠清南道・保寧と江原道・春川で3日、新たに感染が確認された。慶尚北道・安東で昨年11月末に発生した口蹄疫は、6市道(広域自治体)の89か所に拡大している。
 政府は口蹄疫が慶尚北道、京畿道、仁川、江原道に続き忠清南道にまで拡散したことを受け、京畿道全域と江原道の春川・原州・江陵・洪川、忠清南道の保寧・洪城・青陽でも予防ワクチンを接種する方針を固めた。ワクチンの接種対象地域は、49市郡(基礎自治体)に増えた。
 政府は、感染が予想される未発生地域でも近く接種に踏み切る方針で、事実上、ワクチン接種対象地域が全国に広がったことになる。
 今回の口蹄疫で、これまでに全国2652農家の家畜66万8220頭が殺処分されている。政府はワクチン接種地域の拡大を受け、14日に125頭分、20日には125頭分のワクチンを緊急輸入する方針だ。
 一方、忠清南道・天安や全羅北道・益山の種鶏場で確認された鳥インフルエンザは、今月に入り小康状態となっている。

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