【ソウル20日聯合ニュース】英コンサルティング会社Z/Yenグループが世界主要都市の国際金融競争力を評価する国際金融センター指数(GFCI)で、ソウルが75都市のうち24位を記録した。市が20日に伝えた。
 ソウル市の順位は、2009年3月53位、同年9月35位、ことし3月28位を記録、今回はさらに4ランクアップした。
 GFCIは各都市の国際金融誘致競争力を評価する指数で、世界の金融専門家を対象に行ったオンラインアンケートの結果や、人的資源、ビジネス環境、市場アクセス、インフラ、一般競争力の5分野に対する外部機関の評価資料を総合的にまとめ、毎年3月と9月に発表する。
 今回の評価で、1位はロンドン、2位はニューヨークだった。3~6位は香港、シンガポール、東京、上海とアジアが占めた。
 ソウルは「金融ハブへの発展の可能性が最も有力な都市」の4位、「数年内に金融企業が海外支社設立を検討する最も有望な都市」の6位に入った。
 市は、金融競争力世界トップ10入りを目指し、汝矣島の国際金融センターを2012年までに完成させ、入居するグローバル金融企業を対象に取得税、登録税をはじめ地方税を減免するなどのインセンティブを与える案を推進している。また、11月に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)、ビジネスサミットなどを活用、ソウルの金融環境改善努力を重点的にアピールし、金融企業を誘致する計画だ。
 崔伉ド(チェ・ハンド)市競争力強化本部長は、ソウルの金融競争力を高めるため、外国金融関係者が要請した金融規制緩和、税金引き下げ、生活環境改善などさまざまな課題を政府と持続的に協議し、市ができる部分を解決していくと話している。

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