これら企業の純利益も前期比17.0%増の22兆2983億ウォンと予測された。これに対し、売上高は236兆8348億ウォンで前期比1.1%減少する見通しだ。
営業利益と純利益の好調が見込まれるのは、世界同時不況と円高で日本企業の競争力が落ち、韓国企業が相対的に世界市場で競争力を発揮しているためと分析される。その一方、売上高の減少予測は、今後の景気鈍化に対する懸念が反映されたものとの見方もある。グローバル経済状況などにより、国内景気の不透明性が拡大し得るとの説明だ。
過去の業績と見通しが発表された231企業を対象に業種別業績増加幅を分析した結果、IT業界が最も大きいと予測された。同業界の7~9月期営業利益は前期比18.3%増加する見通しだ。産業財、医療、通信サービスなども10~15%の増加が見込まれる。半面、エネルギー(マイナス25.9%)や素材(マイナス20.8%)は営業利益が前期比で悪化する見通しだ。
IT業界は、純利益の増加幅(45.7%)も最大になると予測された。
企業別では、サムスン電子は売上高(前期比6.0%増)、営業利益(同28.1%)、純利益(同46.1%)がいずれも増加を示すと見込まれた。一方、現代自動車は季節的な要因などで売上高(マイナス9.5%)、営業利益(マイナス15.9%)、純利益(マイナス20.2%)がいずれも悪化する見通しだ。このほか、大韓海運の営業利益は前期比854.0%、LGは648.2%、それぞれ急増すると予測された。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
