韓大使は、李明博(イ・ミョンバク)大統領とオバマ大統領が会い、韓米FTAに関する「政治的談判」を試みる可能性については否定した。その上で、両大統領は双方の通商担当がこれまで論議してきた内容に基づき今後どのように進めていくか、全体的な状況判断を行うだろうと予想した。
また、韓米FTAに関する良い論議が行われ、それから遅くない時期に国会に批准同意案が提出され、処理されるものとみていると述べた。自ら関連の行事に多く参加したが、韓米FTAは広範囲に支持を得ていたと強調した。
韓大使は、「韓米FTAはとにかく両国に重要な事項」だとし、韓国にとっては一種の「第二の韓米同盟」だと強く述べた。経済協定ではあるが、北東アジアと全世界において韓米が協力する基本骨格となり、韓米間のビジネス協力で全世界における相互競争力を確保する基本体制となると意味付けした。
このほか、ソウルG20サミットで北朝鮮問題について論じることは時期尚早だとの立場を取った。ただ、北朝鮮が真の核放棄と国際社会交流の意志を示せば、中長期的にG20の枠内で同問題を扱うことも可能だと見通した。北朝鮮の経済難のため、北朝鮮の核放棄は南北間の問題だけでなく世界の問題に拡大すると指摘。そうなればG20は当然、北朝鮮の非核化とともに扱うべき経済問題について議論することになるとの見方を示した。
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