李健熙会長夫妻=(聯合ニュース)
李健熙会長夫妻=(聯合ニュース)
【ソウル5日聯合ニュース】3月に経営復帰したサムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が、5年ぶりにシンガポール訪問を予定しており、注目を集めている。シンガポールは同社の東南アジア総括が位置する。
 サムスン電子が5日に明らかにしたところによると、国際オリンピック委員会(IOC)委員でもある李会長は、14~26日にシンガポールで開かれる第1回ユースオリンピックを参観するため、10日間ほどの日程で同国を訪問する。
 李会長は4日午前に専用機でオーストラリアに向け出発、来週初めまで滞在し、11日ごろシンガポール入りする計画だ。李会長の2カ国訪問には夫人の洪羅喜(ホン・ラヒ)氏と数人の随行員が同行したという。
 サムスン電子は、ユースオリンピックの公式スポンサーを務めている。李会長はスポンサー企業の会長兼IOC委員の資格で、各種オリンピック関連イベントを参観する一方、各国のIOC委員らとさまざまな意見交換を行う計画だ。
 同社関係者は「李会長が公式スポンサー企業の会長兼IOC委員であるため、自然な形でIOC委員らと交流するだろう」とし、シンガポール法人関係者を激励する機会にもなると述べた。
 李会長一行は、シンガポール一の繁華街オーチャードロードに位置する最高級ホテルの数フロアを貸し切ると伝えられており、現地でも話題となっている。また、ある現地関係者は「サムスン電子のシンガポール法人関係者らは夏休み返上で李会長一行を迎える準備を進めるなど対応に追われている」と伝えた。現地在住の韓国人も李会長一行の一挙手一投足に大きな関心を示しているという。



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