同製鉄所はインドネシア・ジャワ島北西の港町・チレゴンにあるクラカタウスチールの工場横に、2段階に分けて建設される。1段階となる300万トン規模の生産施設は、早ければ下半期にも着工し、2013年12月に完工する計画だ。
ポスコの鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)会長はジャカルタで同日に行われた調印式で、「地下資源が豊富で高い潜在成長力を持つインドネシアで、ポスコの初の海外一貫製鉄所を着工することができてうれしい」と述べた。今後はクラカタウスチールと緊密に協力し、インフラ、エネルギーなどへの投資も積極的に検討する考えも示した。鄭会長は5日にユドヨノ大統領と会談し、製鉄所建設プロジェクトや今後の投資計画について議論する予定だ。
同社関係者はインドネシアは鉄鉱石24億トンと石炭209億トンの潜在埋蔵量を保有し、原料供給が円滑で、鉄鋼・需要産業も急速に成長していると指摘。今回の合弁を機に、インドネシアの鉄鋼原料も共同開発する計画だとし、コスト競争力が高まるものと期待を寄せた。
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