北朝鮮が札偽製造に直接関与、米国「疑いない」

【ワシントン2日聯合ニュース】米国は2日、北朝鮮の偽米ドル製造や麻薬取引、その他の違法な活動は金もうけを目的とする長い間の慣行だったとし、国際社会との協力を通じ、これらを根絶させる方針を示した。
　米国務省のクローリー国務次官補（広報担当）が定例会見で明らかにした。懸念される北朝鮮の政策に直接関与している個人と機関に対し、引き続き圧力を加えると述べた。偽札製造の明確な証拠があるかとの質問には、「北朝鮮が金もうけのため偽札製造に直接かかわっていることに疑いの余地はない」と強く答えた。
　北朝鮮への追加経済制裁措置については、「近く具体的に話す機会があるだろう。今は発表を待っているだけ」と述べた。
　また、北朝鮮が米国を域内の不安定要因として重ねて非難していることについて、「域内の不安定の根源は北朝鮮」だと反論した。北朝鮮は一連の挑発行為の結果として、数週間以内に追加措置が取られることを目の当たりにすることになると述べた。北朝鮮が挑発行為を続ければ代価を支払うことになると警告した上で、北朝鮮の態度変化を重ねて促した。