【ソウル18日聯合ニュース】与党ハンナラ党が、新たな党幹部を選出する党大会を来月14日に開催することを決めた。新幹部は2012年の国会議員総選挙、大統領選挙の党公認候補選出の指揮を執ることから、特に大きな権限と責任を負うことになる。
 朴槿恵(パク・クネ)元党代表と李在五(イ・ジェオ)国民権益委員長が党代表選不出馬の意向を示し、鄭夢準(チョン・モンジュン)代表が進退を決められずにいるなか、今回の党大会も、親李(李明博系)と親朴(朴槿恵系)間の「代理戦」の様相を呈しつつある。
 また、先ごろ李明博(イ・ミョンバク)大統領が「若い政党」に言及して以来、世代交代の風が吹いており、40~50代の角逐が新たな不確定要素に浮上している。
 親李系からは、洪準杓(ホン・ジュンピョ)、安商守(アン・サンス)元院内代表が近く代表選出馬を宣言する予定だ。親李系の若手リーダーを務める鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員もすでに出馬を表明している。親朴系は、徐秉洙(ソ・ビョンス)議員が決心を固めたほか、3人が出馬候補に挙がっている。「朴槿恵代表論」に決着が付けば、徐議員と3人のうち1人が立候補する可能性が高い。中立の若手グループでも、世代交代論を受け数人が出馬を検討している。
 党内では、代議員1人2票制のため、候補が群雄割拠すれば2~3割の支持率でも党代表になる可能性があるとみている。
 党は21日に党大会開催計画を最終決定すれば、来月5日に候補者の登録と同時に10日間の選挙運動に入る。



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