口蹄疫発生後、忠清南道畜産技術研究所への立ち入りは制限された=1日、大田(聯合ニュース)
口蹄疫発生後、忠清南道畜産技術研究所への立ち入りは制限された=1日、大田(聯合ニュース)
【ソウル1日聯合ニュース】政府機関の忠清南道畜産技術研究所で家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫が発生した。口蹄疫は先月8日に仁川・江華で発生後、京畿道と忠清北道で感染例が見つかったが、さらに忠清南道へと広まり、拡散が続いている。
 農林水産食品部は1日、先月30日に口蹄疫の疑いが申告された同研究所のブタ1頭を精密検査した結果、陽性反応が出たと明らかにした。
 同研究所で口蹄疫が発生したのは今回が初めて。農林水産食品部は江華や忠清北道・忠州で発生した口蹄疫がうつったと推定しており、正確な感染経路を追跡している。
 研究所で飼育されたいたブタとウシ1540頭のほか、研究所から半径500メートル以内にある農場や研究所と疫学的に関連がある忠清南道の農家の偶蹄(ぐうてい)類5495頭が殺処分される。
 防疫当局は同日、緊急家畜防疫協議会を開き、口蹄疫発生地周辺の半径500メートル以内で行っている拡散予防のための殺処分の範囲を半径3キロメートルまで拡大するかどうかを検討したが、拡大しない方針を決めた。



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