【ソウル22日聯合ニュース】文化体育観光部は22日、2013年までに累積売上高1億ドル以上を達成する30のグローバルキラーコンテンツを育成し、年間輸出額78億ドル(約7150億円)を目標とする「グローバルコンテンツ海外進出拡大戦略」を推進すると明らかにした。
 まず、コンテンツの基本であるストーリーテリングの競争力を高めるため、韓国コンテンツ振興院がことし導入したストーリ公募展「神話創造プロジェクト」を「神話創造ストーリ公募展」に拡大・改編し、ハリウッドのように人工知能(AI)システムに基づいたストーリー制作ソリューションも開発し、普及する計画だ。
 コンテンツ共同制作や現地配給など韓流拡大に寄与した国内外の貢献者を表彰する「韓流ダリ(ブリッジ)アワード」(仮称)を制定し、招請研修などさまざまなインセンティブを提供することで双方向の文化交流も拡大する方針だ。
 また、毎年開催されている韓中日文化コンテンツ産業フォーラムがコンテンツ事業における3カ国間共同協力チャンネルに格上げされるよう協約締結を推進する。来月中に3カ国による特別チームを構成し、日本・東京で初会議を行う予定だ。
 このほか、年間3兆ウォン(約2400億円)に上るハリウッドのコンピューターグラフィックス(CG)の10%誘致を目指し、受注額または投資額に対する税制減免などの優遇措置を講じる。また、海外の映画制作会社が韓国でロケを行う場合は付加価値税の還付が円滑に行われるよう、還付期間の短縮を内容に盛り込んだ租税特例制限法改正も推進する方針だ。
 文化体育観光部は、政策目標達成に向け2013年までに3100億ウォン余りの予算を投入する計画だ。


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