DVD(120分)には被害者8人の映像と写真が収録される。撮影は6月~9月に行われ、現在は編集作業が進められている。制作費用は、同団体が2007年から毎年開催してきた「日本軍慰安婦被害者基金づくり人権映画祭」などで集まった寄付金が充てられた。
団体が結成された2002年8月には、同地域に居住する慰安婦被害者が8人だったが、現在は3人に減った。4人は高齢や持病で死亡し、1人は蔚山に移住した。生存している3人については、証言や一日の日課を直接カメラに収めた。亡くなった女性らに対しても生前の写真や告別式のときの映像を集め、整理した。
統営や巨済はもちろん、ほかの地域に住む慰安婦被害者の中からも高齢や持病で死亡するケースが増えており、旧日本軍の蛮行を記憶し、体験した被害者の数は徐々に減っているのが実情だ。
同団体のソン・ドジャ代表は「われわれに残された時間はそれほど多くなく、遅くなる前に慰安婦被害者に関する記録を残すべきだという焦りもある」とし、DVDが歴史教育の資料として活用されれば幸いだと話している。
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