【ワシントン20日聯合ニュース】北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が、米朝両国国民の共同目標である平和を守るため、米朝会談が成功裏に行われるまで積極的に協力する方針を示した。米フォックス・ニュース・チャンネルの番組「オン・ザ・レコード」で19日に放送されたインタビューで述べた。
 金外務次官の発言は、13日に訪朝したキリスト教系人道支援団体「サマリア人の財布(Samaritan’s Purse)」会長のフランクリン・グラハム牧師に同行したフォックス・ニュースの記者の「米国国民に直接伝えたいことはあるか」という質問に答えたもの。北朝鮮の李根(リ・グン)米州局長が26~27日に北東アジア協力対話(NEACD)に出席するため訪米する際、米朝間接触が行われるのではないかと予想されているなかで、米朝対話を希望する北朝鮮の積極的な立場を改めて示したものだ。
 金外務次官は、グラハム牧師一行との面談終了直後に行われたインタビューで「大して話すことはないが、米国ですべてのことがうまく運ぶよう望んでいる。平和を願う」と述べた。また、米朝間の友好構築を望む意向も示した。
 一方、北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)党統一戦線部長が15日に中国を訪問し、20日に帰国していたことが分かった。北京の複数の外交消息筋は、金部長の中国での具体的な日程は確認されていないが、訪中期間中に南北関係と日朝関係の改善について論議した可能性があるとの見方を示した。

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