【ソウル2日聯合ニュース】韓米日は北朝鮮が長距離ロケットを発射する場合、国連安全保障理事会でこれまでの安保理決議1718に加え新たな決議案を提示する方針だと伝えられた。
 政府高官当局者は2日に記者らに対し「北朝鮮がロケットを発射すれば、安保理非常任理事国の日本が新たな決議を進める計画で、韓国はこれに共感している」と明らかにした。米国もこうした韓日の方針に同意しているという。ここに対北朝鮮制裁の内容が盛り込まれるかどうかは予測できないとした。

 ただ、常任理事国の中国とロシアは、北朝鮮のロケットが人工衛星の打ち上げであれば制裁には慎重を期すべきだとの立場だとされ、韓米日の方針通り、新たな決議が安保理で採択されるかどうかは不透明だ。一角では、中ロの反対により、決議よりも水位が低い議長声明かメディア発表文の形で対応するとの見方も出ている。ただ、ある外交筋は、安保理の対応が議長声明やメディア発表文になった場合でも、制裁について盛り込むことはできると話している。

 また高官当局者は、北朝鮮がロケットを発射した後の「冷却期間」が長期化することは望ましくないとし、「ロケット発射への対応は避けられないものだが、だからといって非核化に向けた話し合いを先延ばしにすることはできない」と主張した。対話再開の時期については、国際社会による対応への北朝鮮の反発などの動きが変数だと示唆し、予測は難しいと述べた。

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