【ソウル2日聯合ニュース】財源不足などで建設計画が滞っていた「戦争と女性人権博物館」の着工式が8日に行なわれる。博物館の建設を進める韓国挺身隊問題対策協議会が2日に明らかにした。
 同博物館は旧日本軍従軍慰安婦被害者らの名誉と人権回復のため、ソウル・西大門独立公園内に建てられ、2010年8月の完工を目標としている。地下1階、地上3階、延べ面積約1233平方メートルの館内には日本植民地時代の歴史、慰安婦被害者が受けた被害や人権問題などに関する各種資料が展示される。

 博物館は当初、2007年3月着工、昨年オープンの予定だったが、計画通りに進まなかった。約35億ウォン(約2億1640万円)と見積もられる事業費も、募金額が17億ウォンにとどまっている。協会側はまず着工式を行なった後、残りの事業費を賄うための募金活動を続ける予定だ。

 しかし、光復会など一部の独立有功者団体が「博物館は公園の性格と合わない」として独立公園内の博物館建設に反対してきたため、建設を進める際にも困難が予想される。


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