9号線に導入される車両(ソウル市提供)=(聯合ニュース)
9号線に導入される車両(ソウル市提供)=(聯合ニュース)
【ソウル27日聯合ニュース】ソウルの漢江以南地域を東西に貫く地下鉄9号線が、着工から7年6か月にして運行を開始する。ソウル市は27日、地下鉄9号線・第1期区間にあたる金浦空港から汝矣島を経て論ヒョン洞に至る25.5キロメートル区間を5月に開通予定だと明らかにした。
 第1期区間は2001年に着工、総額3兆5000億ウォン(約2244億円)の民間資本が投じられた。25駅、車両基地1か所が入る。急行も導入され、9号線を利用すれば金浦空港から江南まで30分で行けるようになる見通しだ。また、駅ごとに公演・展示用広場やインターネットカフェといった文化施設を設置、地下空間も洗練されたデザインを採用する。

 市は論ヒョン洞と総合運動場をつなぐ第2期区間を2013年まで、総合運動場から芳イ洞に続く第3期区間を2015年までに完工する予定。あわせて、2012年ごろに金浦空港駅から9号線と仁川空港鉄道を連結する計画を立てている。

 市は9号線の基本料金を他の路線と同一の900ウォン(交通カード使用時)に合わせる考えだが、事業者のソウルメトロ9号線は1300ウォン以上を要求しており、現在双方の最終交渉が行われている。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0