イージス艦「世宗大王」就役式のようす=22日、釜山(聯合)
イージス艦「世宗大王」就役式のようす=22日、釜山(聯合)
【ソウル22日聯合】世界最高水準の対艦、対空、対潜能力を備えると評価される国内初のイージス艦「世宗大王」が22日、釜山作戦基地で就役式を行い、作戦配置された。1年6か月間にわたる試運転と評価を経ての戦力化だ。広域対空防御、地上作戦支援、航空機・誘導弾・弾道弾の自動追跡などの能力で、海軍機動部隊の中核戦力となるものと期待される。
 「世宗大王」は7600トン級、多機能位相配列レーダー(SPY-1D)などで構成されるイージス戦闘システムを搭載する。1000余りの標的を同時に探知・追跡し、20の標的を同時に攻撃することができる。船体には艦艇ステルス機能を適用し、優れた戦闘能力を備える。また、5インチ主砲1門と近接防御武器システムのゴールキーパー、艦対艦、艦対空など120基余りのミサイルと長距離対潜魚雷を装着した。全長166メートル、幅21メートルで、乗組員は300人余り、最大速力30ノット(55.5キロメートル)を誇る。

 丁玉根(チョン・オクグン)海軍参謀総長は就役式で、「韓国海軍は誘導弾と航空機の脅威からの完璧(かんぺき)な防御はもちろん、敵に恐れを与える精密打撃能力を確保した」と評し、世界最強の戦闘力を備えるよう最善を尽くしてほしいと呼びかけた。

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