李大統領は「わたしは日本との関係において『どうしようもない歴史的な関係にあるが、いつも過去に縛られるわけにはいかず、未来志向的に進もう』と話した。その後で独島問題が発生した」とし、独島は領有問題であるためどんな譲歩もありえないと繰り返した。ただ、そのために韓日関係が壊れることは望んでおらず、未来を目指し互いに理解し進んでいくべきだと述べた。
米金融不安に関しては、韓日にも影響があり、世界経済が困難になれば韓国も輸出が減り企業経営も難しくなるだろうと懸念を示した。その上で、こうした時こそ政府と企業が力を合わせるべきで、韓国が一番先に危機を克服し経済が正常に向かうものと確信していると述べた。
4強外交と南北関係にも言及した。有事に備え4強と良い関係を結んでいるとし、統一など南北間の問題でも4カ国の助けが必要だと力説した。その一方で、「主権を守るには力が強くなければならない。4強とうまくつきあいながらも、われわれが(しっかりとした)経済を持っていなければならない」と強調した。
李大統領は、韓国は困難を克服し先進一流国になるべきだと述べながら、政治的な立場を離れ国益に役立つ政策を打ち出す考えを改めて示した。
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