正義具現司祭団約200人と市民約8000人(警察推計)は、ソウル市庁舎前広場で午後7時30分から時局ミサを行った後、午後9時から1時間かけて広場から南大門、明洞一帯をデモ行進した。デモを主導した司祭団所属の神父200人余りは、午後10時ごろ市庁舎前広場に戻った後、参加者らに自主解散を呼びかけた。ほとんどの市民は帰宅したものの、1日午前1時ごろにも広場の内外では警察推計200人余りが残り談笑する姿が見られた。
また、神父10人余りがデモ行進終了後に広場にテントを設置し、断食座り込みを開始した。司祭団は1日午後6時30分から2度目の時局ミサを予告するなど、当面は毎日、時局ミサを開く計画だ。
天主教正義具現司祭団は2005年にも光化門で平沢米軍基地拡張反対の時局ミサを開催したが、ソウル中心部でこうした大規模ミサを行ったのは1987年6月の民主化抗争以来のこととなる。
司祭団はこの日のミサで、時局宣言文を発表し「米国産牛肉輸入問題に触発されたキャンドル集会の問題の中核は、国民健康の安全性とこれを保証する検疫主権の確保だ」と主張し、長官告示の廃棄と再交渉を求めた。また、李明博(イ・ミョンバク)大統領は即刻、暴力による鎮圧を指示した警察庁長を解任し、国民との対話に応じるべきだと要求した。
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