DSCは、植物の葉緑素のように太陽光に反応する染料で電気を作る。今回開発したのは、サブモジュールの大きさが10センチ四方のカーボンナノチューブを電極として利用している。高価なプラチナの代わりに科学的に安定し触媒としての特性に優れたカーボンナノチューブを使うことで、製作コストを大幅に削減できるだけでなく、完成した電池は薄膜のようによくしなるため、さまざまな場所に装着できる。
一般的なDSCはサブモジュール効率が5%以上だと商用化が可能だが、新開発のDSCは6%に達するという。DSC市場規模は2015年には1兆ウォン(約1050億円)以上に上ると予想されるなか、高効率の商用試製品を開発したことは、経済的・社会的に大きな意味があると、研究チームは評価した。
研究チームはこの新開発DSCに関連し15件以上の特許を国内外で出願登録中だ。2010年kらの商用販売を目標に、国内企業とともに製品を開発している。
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