【ソウル28日聯合】証券先物取引所は28日にソウルの本社で、米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とグローバル指数の共同開発に向けた了解覚書(MOU)を締結したと明らかにした。
 S&Pは人材交流などを通じ証券先物取引所にグローバル指数開発のノウハウを提供し、取引所はアジアを含む海外証券市場に上場した各種株式を対象に国内投資家の求めに応えるグローバル指数を算出、運営する計画だ。双方は共同で開発作業チームを構成することにした。

 グローバル指数が開発されれば、先物やオプション、ETF(株価指数連動型上場投資信託)などさまざまな形態の商品として国内証券市場に上場することになる。これにより国内の投資家は、海外ファンドを経なくても同取引所の指数商品に直接投資すれば海外株式を取り引きできる。また外国人投資家も、国内証券市場に上場したグローバル指数の先物やオプションを通じ、アジアなど世界市場に投資している株式に対するヘッジ取り引きが可能となる。

 取引所は、グローバル指数の開発は内外投資家の投資便宜を図るだけでなく、国内証券市場の量的、質的な成長にも大きく役立つと話している。

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