韓国の技術料収入は日本の9%にすぎず、自動車部品の技術は先進国の50%水準にとどまっているとの指摘が出された。企画予算処の張秉浣(チャン・ビョンワン)長官が18日に光州科学技術院での講演で述べたもの。韓国の全般的な技術水準は世界最高水準に比べ60~70%程度と評価され、技術格差は平均5.8年だと述べた。
 韓国は、半導体をはじめとする一部分野で世界最高水準の技術力を確保しているが、未来革新・基本技術の開発力は不足しているとし、部品素材分野の技術水準を先進国と比べると、精密機器部品が60%、自動車部品が50%、航空機部品が50%、プラズマ技術が35%、繊維素材が65%だと指摘した。

 張長官は、学会誌に掲載される論文や国際特許出願の数は急速に増えているが、質的な水準と競争力はまだ不十分だとの見方を示した。理工系の論文発表の割合も韓国は2.4%で、米国の32.0%、日本の9.7%、ドイツの8.8%、英国の8.5%、中国の5.6%に比べて低い水準にとどまっている。

 張長官は、製造業が主導する量的な成長が限界に達し、知識基盤サービス産業が経済の主要成長動力に浮上しているとの見方を示し、研究開発分野の環境と投資環境を変えるべきだと強調した。今後の研究開発に対する政府投資は、民間投資が不足した分野などに集中する計画で、韓国の科学技術力を根本的に拡充しながら新産業創出効果が大きい未来先導分野や基礎・基本分野の投資を拡大する予定だと説明している。


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