1956年から2005年現在まで海外養子縁組された子どもの数は15万7145人に上る。在外同胞財団が25日、海外養子縁組政策とその後の管理、支援事業、養子縁組期間など養子縁組に対する情報を盛り込んだ白書を発刊した。約900ページで、韓国語と英語で発刊された。海外養子縁組に関する白書が発行されたのは初めてのことだ。ただ、保健福祉部資料は1953年から統計を取っているが、届け出をしなかったり機関を通さず個人レベルで養子縁組したりしたケースも多いため、実際は20万人を超えると説明している。

 米国への養子縁組が10万4718人で最も多く、次いで、フランスが1万1124人、スウェーデンが9051人、デンマークが8617人、ノルウェーが6160人、オランダが4099人、ベルギーが3697人、豪州が3243人、ドイツが2352人、カナダが1939人、スイスが1111人だった。養子縁組が最も多かったのは1985年で8837人だった。翌年は8680人で2番目に多かった。1990年代以降は2000人台に減少したが、2005年には2101人に増えている。

 養子縁組の理由は、「母が未婚」が9万8178人でトップで、「飢餓」2万9950人、「片親世帯」2万8823人の順だった。養子縁組された子どもは、男子が6万9325人、外国人との間に生まれた子どもが3810人、障害者が3万7276人だった。

 白書はこのほか、養子縁組の当事者向けに韓国での就職のこつや宿泊情報、母国紹介、韓国語教育などについて詳しい情報を載せている。


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