慶尚大学地質学科の孫栄冠(ソン・ヨングァン)教授が1日、ソウル大学地質環境研究所が開催した学術大会に出席し、「独島が早い速度で浸食・風化しており、じきに海中に沈む可能性が高い」と主張した。約450万年前に火山活動で形成された独島は、それから200万年後に火山活動がやんだという。地質学的にそれほど長くはない期間に火山帯のほとんどが浸食された点を考慮すると、独島は寿命を迎える時期にさしかかっていると説明した。

 独島沈没の速度が速い理由については、▼独島の下方部が凝灰岩や角礫岩(かくれきがん)などで形成され強度を持たないこと▼東海に囲まれ波にさらされていること▼東島と西島が500メートルしか離れていない小さな島であること――を挙げた。

 孫教授はまた、独島の誕生から約200万年後に形成された鬱陵島も同様に、日本列島よりも早く地図上から姿を消す可能性が高いと強調した。独島の正確な寿命を把握するためには、現在政府が進めている地質調査のほかに、定期的な航空地形測定が必要だと話している。


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