沖縄から東海地方まではすでに梅雨明けが発表されました。いよいよか!と思っていた関東地方は、まだ梅雨明け宣言お預け。今日は雨が降り続いております。
梅雨明けはまだですが、でもこの間、暑い日は本当に暑かった!ですね。
そんな中、当校で「あせも」の話題になりました。
「韓国語で‘あせも’って、どういうんだっけ?」となり、韓国人の先生が、
「땀띠예요.(タムティエヨ/あせもです)」と。
땀(タム)は「汗」、띠(ティ)は「帯(おび)」でしょうか。
それを聞いた瞬間、「あせも」の「も」って、何だろう?と思いました。私が
即座に頼ったものは、ありきたりですがネットの検索窓……。
「語源由来辞典
」というページには、以下の様な説明が書いてありました。
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(略)
あせもの語源には「あせもの(汗物)」や「あせぶ・あせふ(汗生)」など諸説ある。
「も」の語源は未詳だが、「天然痘」を古くは「いもがさ」や「もがさ」と言い、
「あばた(天然痘がなおったあと。皮膚にぶつぶつと小さなくぼみが残る)」は
「いもがさ」を略して「いも」と呼ばれていたことから、「も」はこれらの語と
関連性があり、「あせもがさ」や「あせいも」が転じたものと思われる。
漢字の「汗疹」の本来の読みは「かんしん」で、「疹」は小さな吹き出物を表す。
「汗疹」を「あせも」と読むのは流用で、漢字に「も」の意味を求めることはできない。
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だそうです。ただの「も」ひとつで、フクザツ! 核心部分は上記二行目、
「「も」の語源は未詳」でしょうか。上記以外にも諸説あるのかもしれません。
「あせも」── 物心ついたときから何気なく使っていたことばでしたが、
ちょっとした頭の運動になりました。
땀띠를 예방하기 위해서는 땀이 나면 깨끗이 씻는 것이 좋습니다.
(タムティルr ィエバンハギ ウィヘソヌン タミナミョン ケクシ シンヌンゴシ チョッスムニダ
/あせもを予防するためには、汗をかいたらきれいに洗い流すのが良いです)
いよいよ本格的な夏到来。体調管理に気を付け、夏を満喫いたしましょう。
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- <著者:幡野 泉>
アイケーブリッジ外語学院代表。「All About 韓国語」ガイド。 早稲田大学第一文学部卒業。延世大学校韓国語学堂6級修了。同韓国語教師研修所第20期修了。2008年 韓国雄弁人協会主催「第13回世界韓国語雄弁大会」にて統一部長官賞受賞。16年の第21回同大会において国務総理賞受賞。著書 『すぐに使えるシゴトの韓国語』 (アルク)、『シゴトの韓国語 基礎編』 『シゴトの韓国語 応用編』(三修社)、『リアルな日常表現が話せる! 韓国語フレーズブック』(新星出版社)など。翻訳書に『無礼な人にNOという44 のレッスン』(白水社)がある。
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