先週に引き続き、「翻訳できない韓国語눈치~その2」をお届けする予定でしたが、最近の暑さからこの話題を。

沖縄から東海地方まではすでに梅雨明けが発表されました。いよいよか!と思っていた関東地方は、まだ梅雨明け宣言お預け。今日は雨が降り続いております。

梅雨明けはまだですが、でもこの間、暑い日は本当に暑かった!ですね。
そんな中、当校で「あせも」の話題になりました。

「韓国語で‘あせも’って、どういうんだっけ?」となり、韓国人の先生が、

「땀띠예요.(タムティエヨ/あせもです)」と。

땀(タム)は「汗」、띠(ティ)は「帯(おび)」でしょうか。

それを聞いた瞬間、「あせも」の「も」って、何だろう?と思いました。私が
即座に頼ったものは、ありきたりですがネットの検索窓……。
「語源由来辞典
」というページには、以下の様な説明が書いてありました。

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(略)
あせもの語源には「あせもの(汗物)」や「あせぶ・あせふ(汗生)」など諸説ある。
「も」の語源は未詳だが、「天然痘」を古くは「いもがさ」や「もがさ」と言い、
「あばた(天然痘がなおったあと。皮膚にぶつぶつと小さなくぼみが残る)」は
「いもがさ」を略して「いも」と呼ばれていたことから、「も」はこれらの語と
関連性があり、「あせもがさ」や「あせいも」が転じたものと思われる。

漢字の「汗疹」の本来の読みは「かんしん」で、「疹」は小さな吹き出物を表す。
「汗疹」を「あせも」と読むのは流用で、漢字に「も」の意味を求めることはできない。
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だそうです。ただの「も」ひとつで、フクザツ! 核心部分は上記二行目、
「「も」の語源は未詳」でしょうか。上記以外にも諸説あるのかもしれません。

「あせも」── 物心ついたときから何気なく使っていたことばでしたが、
ちょっとした頭の運動になりました。

땀띠를 예방하기 위해서는 땀이 나면 깨끗이 씻는 것이 좋습니다.

(タムティルr ィエバンハギ ウィヘソヌン タミナミョン ケクシ シンヌンゴシ チョッスムニダ
/あせもを予防するためには、汗をかいたらきれいに洗い流すのが良いです)

いよいよ本格的な夏到来。体調管理に気を付け、夏を満喫いたしましょう。




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