先日、以前お世話になった韓国語の先生とお話していたときのこと。
先生のご両親は高齢で、ソウルのマンションで夫婦二人暮らしをされているそうです。

そのご両親を兄弟で協力し合いながら支えているそうなのですが、ご兄弟は
とにかく韓国国内で子供の教育費が掛かり過ぎて、経済的な支援を求めるのが
なかなか難しいとおっしゃっていました。

남동생 집은 아이의 영어교육에 올인하고 있어서
경제적인 지원을 부탁하기가 힘들어요.
(ナmドンセン チブン アイエ ヨンオキョユゲ オリナゴイソソ
キョンジェチョギン チウォヌル プタカギガ ヒmドゥロヨ
/弟の家は子供の英語教育にすべてをつぎ込んでいて、
経済的な支援をお願いするのが難しいんです)

※올인하다(オリナダ/[直訳]オールインする)
→「自分の持っている金を全てかける」という、賭け事からきた言葉

これを聞き、ああ、韓国も大変だなぁ、と。高齢化が進み、そして子供の
教育費が相当掛かるとあらば、韓国が大切にしてきた親を大切にする
という儒教精神までもがともすると崩壊してしまいそうですね。

しかし先生は意外と割り切っていらっしゃり、次世代に投資するのは
仕方がないんだと。

ええ?韓国は何が何でも親を大切にする、というイメージですけど、と私が返したところ、

あら、韓国も変わって来てるのよ。そんな時代じゃないわ。幡野さん、意外と古いのね。
なんて言われてしまいました。



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