韓半島を取り巻く情勢から目が離せません。米朝会談の中止が発表されたと
思いきや、すぐ実施に向けた動きがなされていると報道されています。

先日のメルマガで韓国と北朝鮮を「結婚を決めた男女」に例え、周辺諸国を
親戚に例えましたが、まさにそのような展開。
アメリカ、中国など各国の思惑と力関係が絡み合い、二人の関係が危ぶまれ
つつも、二度目の電撃南北会談で二人は意思を確認し合う、とドラマチックな
展開になっています。以下、数日前の文大統領の談話より。

우리 두 정상은 북미정상회담을 앞두고 허심탄회한 대화를 나눴다.
(ウリ トゥ チョンサンウン プンミチョンサンフェダムr アpトゥゴ ホシmタヌェハン テファルr ナヌォッタ
/私たち二人の首脳は、米朝首脳会談を前に虚心坦懐に意見交換をした)

ポイントは「허심탄회/虚心坦懐(きょしんたんかい)」。
「腹を割って、ざっくばらんに(話す)」という意味で、それを記者会見の場に合わせ、
四字熟語で堅く表現しています。

先日からの展開を見ていて、随所に韓半島らしさを感じています。

まず、「すぐ」の文化。米朝首脳会談が危ぶまれたとき、余計な手続きを
踏まず、南北首脳がすぐに会ったこと。
そして、トップが決める、またはトップ同士が合意すると全てが瞬時に
動いたり 方向転換できるところ。

それから、年齢による上下関係。ここでは年上である文大統領のリード。
金委員長は恰幅は良いけれど、まだまだ若い。そんな金委員長に年上の
文大統領が歩み寄り、金委員長は頼りにしているようです。

私はここのところずっと、「がんばって!」と唱えています。
韓半島が終戦に向かうよう、祈り続けています。



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