行方不明の家族に生活苦の状況…旅行前から「睡眠薬・仮想通貨」を検索=韓国(画像提供:wowkorea)
行方不明の家族に生活苦の状況…旅行前から「睡眠薬・仮想通貨」を検索=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国警察が29日、行方不明となっているチョ・ユナさん(10)家族の車の引き揚げ作業をワンド(莞島)海上で開始した中、ユナさんの両親が自殺を暗示するインターネット検索をしていた記録を確認し捜査を進めている。

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ユナさんの両親は先月初・中旬から最後に行方が確認された先月30日まで、ポータルサイトで睡眠薬・仮想通貨と関連した検索を行っていたことがわかった。検索の時期はユナさんが学校に「チェジュ(済州)島1か月生活」の校外体験学習を申請した先月17日以前からだという。

家族はこれまで経済的に苦しい状況にあったことがわかった。30代半ばの両親は昨年上半期にコンピュータ関連の会社を廃業していたと伝えられた。

家族の家にはクレジットカードの督促状などが溜まっており、警察は家賃も払えない状況にあったという周辺からの陳述も確保したという。

これと関連し、キョンギ(京畿)大学犯罪心理学科のイ・スジョン教授は先月27日、中央日報とのインタビューで、「現在としては『子どもを殺害した後に自殺』した可能性が最も高い」と話した。

特に、イ教授は「普通そのぐらいの年齢の子どもならば(誰かが)背負って動けば目を覚ます。(ペンションの防犯カメラを見ると)子どもがぐったりとしている。睡眠薬の使用などが考えられる状況」と分析した。

莞島一帯で大々的な捜索を行った警察は、28日に莞島新智面の海で家族の乗用車の部品と車を相次いで発見した。

開いた車のトランクから警察が回収した旅行用カバンからは家族の指紋も発見された。ただ、車の窓にはフィルムが貼られ、水も濁っているため、内部に人がいるかどうかはまだ確認されていない。

警察は家族の車の引き上げ作業を29日午前10時から莞島の海上で開始した。

警察は引き上げ後に車内の海水を抜き、捜索を続ける予定だ。
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