ソウル市内を走るタクシーのメーターが100年ぶりに一新される=(聯合ニュース)
ソウル市内を走るタクシーのメーターが100年ぶりに一新される=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は23日、ITにより位置情報や走行距離の精度を高めた「GPS(全地球測位システム)基盤タクシーアプリメーター」を本格的に導入すると発表した。 今月中にメーターの設置を開始し、ソウル市内の中型タクシー6万9000台全てを対象に年内に導入を完了する計画だ。 アプリメーターは、GPSにより自動車の位置情報をリアルタイムで把握し、走行時間や距離、速度を計算する。 ソウル市は、新産業育成のために新たな製品やサービスに対する規制適用を一定期間免除する科学技術情報通信部の「新技術規制サンドボックス」の臨時許可を受け、2019年から計1万409台のタクシーでアプリメーターを試験運用してきた。その結果を基に今年2月に関連規定の改正を終え、正式な導入が可能になった。 従来のタクシーメーターは1921年に韓国で初めて導入された機械式のもので、100年ぶりにタクシー料金の算定方式に変化が生じることになる。 アプリメーターが導入されれば、メーターの誤作動などによる乗客の不便が解消されると期待される。 ソウル市の白虎(ペク・ホ)都市交通室長は「市民の便宜とタクシーの信頼度を向上させるため、アプリメーターなどITを基盤とする先進のタクシーサービスを普及・定着させる」と述べた。
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