ユニクロが27日から一部製品の価格引き上げを断行=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ユニクロが27日から一部製品の価格引き上げを断行=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ユニクロが今月27日から一部製品の韓国国内販売価格の引き上げに踏み切る。

 ユニクロは20日(きょう)、公式ホームページで「長い間続いてきた国際原材料および物流費、運送費などの引き上げと同時に最近の急速な物価上昇による売り場および事業全般の運営費によって、やむを得ず、一部製品の価格を引き上げることになった」と明らかにした。

 今月8日(現地時間)にイギリスの経済紙『フィナンシャル・タイムズ』(FT)が、ユニクロが今秋・冬シーズンに発売するフリースとダウンジャケットの価格をそれぞれ1000円ずつ引き上げる計画だと報じていた。

 ユニクロは避けられない価格調整の必要性について示唆してきた。先立って、ユニクロの柳井正会長は先月、「原材料価格は2倍、ひどいものだと3倍まで上がった」として、「現在の価格で販売することは不可能だ」と明らかにした経緯がある。

 今回の値上げは、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の長期化による物流難や原・副材料の価格引き上げや物価上昇など、さまざまな要因が複合的に作用した影響と分析される。業界ではユニクロを皮切りに、製造小売(SPA)のブランド衣類や雑貨などのドミノ引き上げを見込んでいる。

 インターコンチネンタル取引所(ICE)の原綿の7月満期先物価格は1ポンド=140.68ドルを記録した。これは、欧州財政危機があった2011年以後、最高水準だ。原綿価格は新型コロナ事態が起きた2020年1月に48.71ドルまで下がったが反騰し、2年間で180%上昇した。
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