アジアの憲法裁判所が死刑制度・生命権について議論…15~16日にオンライン国際会議(画像提供:wowkorea)
アジアの憲法裁判所が死刑制度・生命権について議論…15~16日にオンライン国際会議(画像提供:wowkorea)
韓国の憲法裁判所で運営するアジア憲法裁判所連合(AACC)研究事務局は今月15~16日の2日間、3次研究官オンライン国際会議を憲法裁判所別館のカンファレンスルームで開催する。

オンラインで開催される今回の会議のテーマは「生命権」だ。生命権が憲法と憲法裁判を通じどのように保障されているか、また国の生命保護義務について、アジア各国の経験と知識を共有する。

会議には、アジア18か国の憲法裁判所や最高裁判所など憲法裁判機関の憲法研究官、諮問官などの実務家らと、欧州人権裁判所、日本の筑波大学から参加する特別ゲストら計約40人が参加する。

細部テーマは、生命権と国の公権力(第1セッション)、生命権と自己決定権(第2セッション)、生命権の拡張的解釈(第3セッション)で、各会員機関の関連制度および事例、研究結果などを深く議論する予定だ。

第1セッションでは死刑制度、法執行過程での物理力の行使など、第2セッションでは堕胎、安楽死、助力自殺など、そして第3セッションでは生命権の社会・文化的側面、環境保護と生命権、疾病からの生命保護などが主な細部発表および討議内容として扱われる予定だ。

韓国憲法裁判所のユ・ナムソク所長は、「全世界が新型コロナウイルス事態を経験し、国の生命保護義務に関する深い議論がさらに必要となった」とし、「今回の会議が、憲法裁判の領域で生命と関連したさまざまな争点について具体的な問題を共有し、分け隔てなく討論する場となることに期待する」と話している。
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