台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総統は、台湾を訪れたタミー・ダックワース米上院議員と台北の総統府で会った。

きのう(31日)台湾の国営メディア“中央通信 (CNA)”によると、この日ダックワース議員は面談で「米議員たちの間で、台湾安保に対する巨大で超党的な支持がある」とし「それで私は、台湾安保へのわれわれの支持についてお話しするためにここに来た」と語った。

また「台湾との関係を強化しているジョー・バイデン米大統領の努力を支持する」と伝えた。

これに対し蔡総統は「地域安保に関して、米国とより密接で深い関係を結ぶことを願う」とし「台湾は米国主導のIPEF(インド・太平洋経済フレームワーク)に参加しようという意志を引き続き示していく」と語った。

台湾は、バイデン大統領の日韓訪問期間である先月23日に発足したIPEFに、創立メンバーとして参加することができなかった。

インド・太平洋地域の巡訪の一環として台湾を訪れたダックワース議員は3日間の訪問期間、地域安保・貿易と投資・グローバル供給網などについて話し合う予定である。

一方、今回の面談に対して中国政府はすぐさま反発した。

中国外務省の報道官はきのうの定例会見で「強い不満と決然とした反対を表明する」とし「米国に対して、すでに厳重交渉を提起した」と紹介した。「厳重交渉」とは、外交ルートを通じた公式的な抗議を意味する。

また中国人民解放軍は、ダックワース議員が台湾を訪れた去る30日の夜、戦闘機22機を含めた軍用機30機を台湾防空識別圏(ADIZ)に侵入させる武力示威を敢行した。

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