ミサイル駆逐艦「サンプソン」(資料写真)=(聯合ニュース)
ミサイル駆逐艦「サンプソン」(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米海軍第7艦隊のミサイル駆逐艦「サンプソン」(9300トン)が台湾海峡を通過して29日、韓国南部・釜山の韓国海軍の作戦基地に入港したことが軍消息筋の話で分かった。5月3日まで滞在する計画のようだ。 サンプソンは、原子力空母「エーブラハム・リンカーン」(10万トン級)が率いる米海軍の空母打撃群を構成する艦艇の一つ。空母打撃群は12日に朝鮮半島東の東海で日本の海上自衛隊と共同訓練を実施した。 サンプソンは最新式レーダーのほか、対空ミサイルのSM2を発射できる垂直発射装置を備えている。命中精度の高い巡航ミサイルのトマホーク、哨戒ヘリコプターのSH60なども搭載しているとされる。 軍消息筋によると、サンプソンはこれまでも不定期で釜山に入港したことがある。乗組員の休息や軍需物資の積載のため入港したという。 一方、北朝鮮は先ごろ大規模な閲兵式(軍事パレード)を実施した。韓国の政権交代を前後して武力挑発に踏み切るとの見方も出る中、北朝鮮に対し遠回しに警告を発する狙いがあるともされる。 米海軍第7艦隊がサンプソンの台湾海峡通過を発表した際は、中国軍が「挑発行為」として強く反発した。
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