韓国政府は現在、1級である新型コロナの「感染症レベル」を今月25日から2級に引き下げ、「4週間の履行期間を経て5月23日からは感染者の隔離義務をなくす」という方針である。
しかし教育部は、学校は一般企業とは異なり、密集度が非常に高く学生間の接触が非常に頻繁であり感染拡大の懸念があることから「学生感染者の登校に関しては、市・道の教育庁および防疫当局との協議を経た後発表する」という計画である。
きょう(21日)教育部によると、現在の法定感染症1級はエボラ・新型コロナ・SARS(重症急性呼吸器症候群)・MARS(中東呼吸器症候群)で、2級ははしか・コレラ・腸チフスなどである。法定感染症だからといって無条件登校が中止されるというわけではなく、また必要であれば校長が特定感染症に対して登校中止を勧告するようになっている。
教育部の関係者は「現行法上、1級の法定感染症はほとんどがまれな疾病だ」とし「1級であれ2級であれ、そのレベルによって直ちに “登校中止”になるというわけではないため、新型コロナに感染した学生の登校についてはもう少し話し合いが必要だ」と語った。
教育部は「新型コロナの感染者の隔離が “勧告”に変われば、感染した学生を無条件 “登校中止”させるのは難しい」という立場だ。感染した学生の登校を中断させる場合「同等に登校授業を受ける権利」を奪うおそれがあるためだ。だからといって感染した学生の登校を許可する場合、さらなる感染が懸念されるという点も悩みだ。特に給食後も授業がある場合、給食を出さなければその後の授業は受けられないという問題が生じることになる。
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