「米国が威嚇し恐喝」…北朝鮮がロシアの国連人権理事会資格停止に反発(画像提供:wowkorea)
「米国が威嚇し恐喝」…北朝鮮がロシアの国連人権理事会資格停止に反発(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は最近、国連緊急特別総会でロシアが、人権理事会の理事国資格を停止されたことについて、重ねて反対の声を上げた。

 北朝鮮のリ・ソングォン(李善権)外相は11日、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、「米国と西欧が主導した今回の決議採択は、何の科学的根拠や法律的妥当性もなく、偏見的かつ一方的な政治目的を狙った不当な行為だ」と非難した。

 李外相は「米国の下心は明白だ。彼らに挑戦する自主的な国と勢力を国際舞台で孤立させ、不法で無限に米国主導の覇権秩序を維持しようというものだ」と指摘した。

 さらに、「国際的正義と平和を実現しなければならない国際機関が、特定勢力の不純な政治目的に悪用されてはならない」とし、「国連と国際機関は、米国が気に入らない国々にむやみに政治的圧力を加え、威嚇や恐喝する手段として二度と盗用されてはならない」と強調した。

 北朝鮮は7日(現地時間)の国連総会でも、キム・ソン(金星)駐国連北朝鮮大使の公開発言を通じて、ロシアが人権理事会から追放されたことに反対し、決議案を出した米国を非難した。

 これに先立ち、ロシア軍がウクライナのブチャなどの都市で数百人の民間人を虐殺したという証拠が公開されると、米国が主導してロシアを国連人権理事会から追放する議決案を出した。該当の決議案は総会で、賛成93票、反対24票、棄権58票で可決された。
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