李仁栄氏(右)と鄭義溶氏(国会写真記者団)=28日、ソウル(聯合ニュース)
李仁栄氏(右)と鄭義溶氏(国会写真記者団)=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は28日、北朝鮮が2018年に爆破した北東部・豊渓里の核実験場を復旧・拡大する動きを見せるなど核実験を再開する可能性があるとの指摘に対し、「そのような動向があるのは承知している」と述べた。この日開かれた国会外交統一委員会の全体会議で最近の北朝鮮の動向に対する見解を示した。 李仁栄(イ・イニョン)統一部長官も同委員会で、4月になれば北朝鮮が人工衛星の打ち上げと称しミサイル発射などの行動を再び実施する可能性が依然としてあるとの認識を示した。 また緊張をさらに高める核実験に関連した行為が行われる可能性もあるとし、核弾頭の小型化や多弾頭化などに関連した核実験が行われる可能性にも言及。北朝鮮が米国との長期にわたる対決の準備という名目のもとに核兵器などによる国防力の強化に注力し、緊張を高める新たな行為を4月中に行う可能性があるとみられると述べた。 北朝鮮は24日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射。2018年4月に宣言した核実験とICBM発射のモラトリアム(一時停止)を自ら破棄した。
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